筑豊地区の学校の偏差値

こんにちは。

 

飯塚市で塾を運営している「海樹塾」の闘魂塾長です。学力向上を目指して日々生徒とともに全力で取り組んでいます。

 

さて、先日「フクト」から新しい偏差値表が届きました。

 

偏差値について保護者の方々から、以下のような質問や不安の声をよく耳にします。

 

  • 「うちの子の偏差値でどこの学校が受かりそうですか?」
  • 「今の偏差値で希望の高校に合格できるでしょうか?」
  • 「私たちの時代と比べて、今の受験事情はどうなっているのですか?」

こうした疑問を解消するために、少しお話しさせていただきます。

 

 

偏差値と高校受験の現状

簡単に言うと、ほとんどの高校では10年以上前と比べて合格基準のである偏差値が下がっているように思えます。

 

ただし、上位校に関してはその影響はほとんどなく、依然として高い水準を維持しています。また、競争率も大きくは変わっていません。

 

一方で、問題となるのは2番手校以下の高校です。

 

入試制度の変化や少子化の影響を受け、各高校が生徒確保に苦労しているのが現状です。

 

この地域では、特に近畿高校と嘉穂高校が上位層の生徒を巡って競い合っています。

 

例えば、平成28年度の●高校のC判定偏差値は普通科50、理数科61でした。

 

一方、令和7年度では普通科が51(微増)、理数科が57(減少)と変動が見られます。

 

ただし、「特色化入試」が導入されているため、本番の競争率は単純に比較できません。

 

それでも実際の不合格者は1~2名程度という状況です。

 

 

偏差値だけでは見えない現実

こうした情報を聞いて「合格しやすくなったのでは?」と思う方もいるかもしれません。

 

しかし、問題はその先にあります。

 

高校に進学した生徒たちは次に「全国レベルの大学入試」という大きな壁を越えなければなりません。

 

現在、上位校は相変わらず高い学力を維持していますが、

 

2番手以下の学校では以前よりも学力の低い生徒が入学する傾向があります。

 

それでも、以前は「課外授業」などを通じて強制的に学力向上を図っていましたが、

 

近年では「生徒の意見を尊重する」としてそうした取り組みが減少しています。

 

さらには、朝のニュースでこんな話題も取り上げられていました。

  • 「1日6時間授業は生徒にとって負担が大きい」
  • 「午後は集中できない」
  • 「教員不足や教員の労働条件緩和が必要」

 

これらを理由に、週に6時間授業を2回に減らすといった提案がなされているそうです。

 

私はこれ以上、日本の子どもたちから学ぶ機会を奪うことに大きな危機感を抱いています。

 

 

最後に

どのような時代であっても、結果を出す生徒は努力を惜しみません。

 

私たち教育者は、子どもたちが学べる環境を整え「学ぶ習慣」をしっかりと身につける

 

微力ですが塾でできること、すなわち学力を上げることを全力で行うことが

 

使命だと考えています。

 

それが次世代を担う日本人を育てることにつながるのです。

 

これからも全力で指導に励みます。一緒に頑張りましょう!

 

 

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